グラスホッパー・カクテル(Grasshopper Cocktail)のレシピ・作り方

グラスホッパー・カクテルを飲もう。

最終更新日:2017年3月20日
グラスホッパー・カクテル

オススメの飲み方・シーン

オール・デイ
アフター・ディナー
カクテル・グラス

アルコール度数

12°〜15°

  • 甘口

ミント・リキュールをベースにした甘口のショート・カクテルです。 アフター・ディナー・カクテルとして飲まれることが多いです。ペパーミントの爽やかさとカカオの香ばしさが調和したカクテルです。

生クリームを使うため、よくシェークする必要があります。ミント・リキュールを25mlに増やし、その分生クリームを15mlに減らしたレシピもありますが、全て20ml等量ずつのレシピが一般的です。好みに合わせて微調整してもよいでしょう。

グラスホッパー(Grasshopper)とは日本語でバッタのことで、ミント・リキュールに由来する鮮やかな若草色から連想して名付けられたのだと思われます。 材料に使うクレーム・ド・メントがホワイトではなくブラウンを使うと暗いモスグリーン色になり、鮮やかな若草色は出せません。

グラスホッパー・カクテルの材料

#ミント・リキュール

グラスホッパー・カクテルの作り方

材料をよくシェークしてカクテル・グラスに入れる。

グラスホッパー・カクテルのエピソード

グラスホッパー・カクテルの考案者については諸説あります。 よく知られている2つの説を紹介します。

 1つは、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコにある有名な老舗ホテルのパレス・ホテル(The Palace Hotel)のバーテンダーだったハリー・オブライエン(Harry O'Brien)が1900年頃に考案したという説です。 もう1つは、アメリカのルイジアナ州ニューオリンズのフレンチ・クオーターという歴史的な地区にある有名な老舗レストランのトゥジャックス(Tujague's)の共同オーナーだったフィリップ・ギシェー(Philip Guichet)が禁酒法が施行される直前の1919年もしくは禁酒法施行中の1928年にニューヨークで開催されたカクテル・コンテストで創ったという説です。ギシェーはこのコンテストで2位を獲得したそうです。

サンフランシスコのパレス・ホテルでもバーテンダーをしていたことがあるウィリアム・ブースビー(William "Cocktail" Boothby)が1908年に出版した「The World's Drinks And How To Mix Them(世界の飲み物とその作り方)」に「グラスホッパー:パレス・ホテルのハリー・オブライエン。ポニーグラスをクレーム・ド・カカオとクレーム・ド・ミントを等分入れて満たす。クレーム・ド・メントの上に混ざらないようにクレーム・ド・カカオを入れる。」と書かれており、現在知られているグラスホッパー・カクテルの作り方とは違うものの、少なくとも1908年より前には存在していたこととハリー・オブライエンという人物がこのカクテルに関係していることが確かなようです。