ココナッツ・リキュール

ココナッツ・リキュールを知る

最終更新日:2022年9月3日

ココナッツとは熱帯地域で栽培されているヤシ(ココヤシ)木の果実です。ココナッツ・リキュールはココナッツをスピリッツに漬け込んで風味付けして作られたリキュールです。スピリッツはホワイト・ラムが使われたものがほとんどで、ココナッツ・ラムとも呼ばれています。

1980年に売り出されたマリブを筆頭に人気を集めてリキュールの1つの定番となりました。ピニャ・コラーダをはじめとしたトロピカルなイメージのカクテルの材料やお菓子の風味付けにも使われます。

アルコール度数

17 〜 21%

01ココナッツ・リキュールの銘柄ピックアップ

マリブ

マリブはココナッツ・リキュールをリキュールの定番に押し上げたブランドです。乳白色の瓶が特徴的ですがリキュール自体は無色透明です。

ジャマイカ島やバルバドス島が原産のホワイト・ラムをベースに、カリブ産のココナッツの果肉を浸漬、蒸留して得られる原液に、ホワイト・ラムやシロップ、水などを配合して造られます。

グランド・メトロポリタン社(Grand Metropolitan PLC)が南アフリカで「ココ・リコ(Coco Rico)」という名前で売っていたリキュールをインターナショナル・ディスティラーズ&ヴィントナーズ(International Distillers & Vintners:IDV)のピーター・フレック(Peter Fleck)とジェームズ・エスペイ(James Espey)とスピリッツ醸造家のトム・ジャゴ(Tom Jago)によってアレンジされて1980年に「マリブ(Malibu)」という名前でイギリスで売り出されたのが始まりです。彼らは、ベイリーズ・アイリッシュクリーム(Baileys Irish cream)やジョニー・ウォーカー・ブルーラベル・ウィスキー(Johnnie Walker Blue Label whisky)など、世界的に定番となっているスピリッツを世に送り出したことでも知られています。

マリブという名前はアメリカ西部カリフォルニア州の南西にある都市に由来していますが、マリブを生み出した前述の3人は「雰囲気がいい」「温かそうだ」という理由でこの名前に決めたそうです。

度数
21%
エキス分
20%
生産地
バルバドス
製造元
ペルノ・リカール
販売元
サントリー

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