スロー・ジン

スロー・ジンを知る

スロー・ベリー

スロー・ジンとは、スモモの一種であるスローベリー(スピノサスモモ)を蒸留酒に浸漬して造られたリキュールです。深いルビー色をしています。

イギリスの家庭で造られていたのが発祥とされており、スロー・ジンの名前の通りスローベリーをジンに漬け込んで造るのが伝統的な製法ですが、市販のスロー・ジンにはジン以外の安価な蒸留酒をベースに造られているものもあります。

EUでは、スロー・ジンの定義を「スローベリーを浸漬して造られたアルコール度数25%以上のリキュール」としています。

アルコール度数

25 〜 30%

01スロー・ジンの作り方

伝統的には初霜が降りた後に収穫された熟したスローベリーを使います。スローベリーの実に枝を半分ほど刺して穴を開けて容器に入れます。これに砂糖(1L容量の容器に入れたスローベリーに対して大さじ20杯分程)を加えてジンなどの蒸留酒で満たして混ぜ合わせます。砂糖は果汁を抽出して風味を引き出してくれます。

スローベリーを漬け込んでいるボトル

容器は冷暗所にて最低3ヶ月間保存します。保存しながら最初の2週間は毎日、その後は週に1回の頻度で攪拌します。十分に時間をかけて浸漬することでスローベリーの種からビターアーモンドのような独特のアロマティックな風味が抽出されます。

最後は、ろ過するか別の容器にデカンテーションを繰り返すことで、澄んだスロー・ジンを取り出します。

 

造り手によって様々なレシピがあります。早めに収穫して冷凍保存しておいたスローベリーを使ったり、イチゴなどの他のベリー系の果実やサクランボなどを一緒に漬け込むこともあります。また、スローベリーの種から抽出されるアーモンド風味の代わりに少量のアーモンド・エッセンスを加えたり、シナモン、クローブ、ナツメグ、スターアニスなどを少量加えて香り付けしたりすることもあります。

また、ジンにスローベリーを漬けるのでなく、蒸留の工程でスローベリーを入れてジンを造っている蒸溜所もあります(Masons Gin)。この場合、一般的なルビー色ではなく無色透明なスロー・ジンになります。

 

02スロー・ジンの銘柄ピックアップ

ゴードン スロージン

スロー・ジンの定番とも言える銘柄。着色料は一切せずに造られている正統派スロー・ジン。甘さが控え目でスローベリーの果実味が豊かなため、ロックでも楽しめます。
度数
26%
エキス分
21%
生産地
イギリス
製造元
タンカレー・ゴードン社

ボルス スロージン

ボルスを代表するカクテル用のリキュールです。スピリッツに、熟したスローベリーを浸漬し、ジュニパー・ベリーの香りを加えています。
度数
33%
エキス分
16%
生産地
オランダ
製造元
ボルス社

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