アルコール度数
11°〜15°
- 中甘口
- 中口
キールはブルゴーニュ産の白ワインに、カシス・リキュールを混ぜたカクテルです。このカクテルの誕生地であるフランスでは食前酒としてよく飲まれます。
材料に使う白ワインもカシス・リキュールもブルゴーニュ産のものを使って作るのが元来のレシピですが、それ以外の地域のものを作られる場合もあり、自分の好みに合わせて使って作ってみると面白そうです。
キールの材料
#ワイン- 白ワイン 60ml
- クレーム・ド・カシス 10ml
キールの作り方
- ワイングラスに冷やしたブルゴーニュ産の白ワインを入れる。
- カシス・リキュールを加えて、軽く混ぜ合わせる。
キールのエピソード
キールというカクテルの名前は、フランスのブルゴーニュ地方の中心的都市であるディジョン市の市長だった、キャノン・フェリクス・キール氏(1876 - 1968)の名前に由来しています。
キール氏は1945年から1968年に亡くなるまでディジョン市長を務めましたが、このカクテルがキールとして世界的に知られるようになる前は、ブルゴーニュ地方でブラン・カシス(blanc-cassis)という呼び名で飲まれていました。
キール氏はディジョン市の特産品の白ワインとカシス・リキュールを広めるために、このカクテルに自分の名前を付けて、国内外の来賓を招いたレセプションの度に振る舞い、それが人気を得て世界的に知られるようになりました。
元々は使われるクレーム・ド・カシスの割合が1/3で甘みが強かったのですが、キールとして広まったのは、クレーム・ド・カシスの割合を1/5に減らしたレシピで、白ワインの味がいきた程よい甘さも人気がでた要因と思われます。