アルコール度数
33°
- 中口
オールド・ファッションドはウイスキー・ベースのロング・カクテルです。古くからあるアメリカ生まれのカクテルでグラスは専用のオールド・ファッションド・グラスを使います。古典的なカクテルながら現在でも非常に人気の高いカクテルです。
オールド・ファッションドの材料
#ウイスキー- ライ・ウイスキー 45ml
※バーボン・ウイスキーを使っても良い - 角砂糖 小1個
- アンゴスチュラ・ビターズ 2ダッシュ
- ソーダ(炭酸水) 1ダッシュ(角砂糖を溶けやすくするため)
※水を使っても良い - オレンジ・スライス 厚めにスライス
- レモン・スライス 厚めにスライス
※レモン・ピールを使っても良い - マラスキーノ・チェリー 1個
- 氷
オールド・ファッションドの作り方
- オールド・ファッションド・グラス(ロック・グラス)に角砂糖を1個入れて、アンゴスチュラ・ビター2ダッシュとソーダ水1ダッシュを染み込ませて溶かしやすくする。
- グラスに氷を入れて、ウイスキーを注ぐ。
- オレンジ・スライス、レモン・スライス、マラスキーノ・チェリーを飾り、マドラーを添える。
- 飲む際は、マドラーで角砂糖やフルーツのスライスをつぶしながら自分好みに味を調整して飲む。
オールド・ファッションドのエピソード
オールド・ファッションドの発祥には諸説あります。
よく言われているのは、19世紀後半頃にケンタッキー州ルイビルにある「ペンデニス・クラブ(Pendennis Club)」という社交クラブのバーテンダーが競馬ファンのために作ったという説です。
しかしペンデニス・クラブが設立された1881年より前からオールド・ファッションドというカクテルについて言及している活字の記録が残っているとして、この説に異を唱える声もあります。
実際のところオールド・ファッションドの原型は19世紀はじめ頃に「ウイスキー・カクテル」と呼ばれていたもので、19世紀中頃に様々なリキュールを材料に加えたバリエーションとして派生していった時に、それらの新しいカクテルと区別して明確に従来のウイスキ・カクテルを指し示すために「オールド・ファッションド(昔ながらの、古典的な)・ウイスキー・カクテル」と呼ぶようになり、20世紀に入って単に「オールド・ファッションド」と呼ばれるようになったというのが本当のところではないかという説で、これが信憑性があるように思われます。
その昔の「ウイスキー・カクテル」はガム・シロップ3~4ダッシュ、ビターズ2ダッシュ、ウイスキー1杯分に、レモン・ピール1枚を氷とともにシェークしてワイン・グラスに注いだものだったそうです。