ブラッディー・サム(Bloody Sam)のレシピ・作り方

ブラッディー・サムを飲もう。

最終更新日:2022年8月4日
ブラッディー・サム

オススメの飲み方・シーン

オール・デイ
アペリティフ
タンブラー

アルコール度数

11°〜14°

  • 中口

ブラッディー・サムはジン・ベースのロング・カクテルです。

ブラッディー・メアリーのベース酒をウォッカからジンに変えたカクテルです。「ブラッディー・マーガレット(Bloody Margaret)」や「レッド・スナッパー(Red Snapper)」という別名があります。なおサム(Sam)はサミュエル(Samuel)やサマンサ(Samantha)などの略で英語の一般的な人名、マーガレットはキク科の植物、レッド・スナッパーはタイの一種で赤い色をしており食用にもなる魚です。

ブラッディー・メアリーと同様に塩、コショウ、ウスターソース、タバスコなどの調味料を加えて飲んでも美味しいです。

ブラッディー・サムの材料

#ジン
  • ジン  45ml
  • トマト・ジュース  適量
  • カット・レモン  お好みで飾る
    ※レモン・スライスを使っても良い
  • セロリ  1本をお好みで飾る
  • 氷  

ブラッディー・サムの作り方

  1. 氷を入れたグラスにジンを注ぐ。
  2. 冷えたトマト・ジュースで満たして軽くステアする。
  3. お好みでレモン・スライス(またはカット・レモン)を飾る。またお好みでマドラーを添えるか、マドラーの代わりにセロリ・スティックを飾る。

ブラッディー・サムのエピソード

ブラッディ・サムはブラッディー・メアリーを考案したとされるバーテンダーのフェルナン・プティオ(Fernand Petiot)氏が作りました。

プティオ氏は1925年にフランスからアメリカに渡り、ニューヨークの「セントレジスホテル(St. Regis Hotels)」のバーテンダーになりました。アメリカは1925年から1933年までの間に禁酒法が施かレていましたが、ブラッディ・サムはその時代に作られたとされています。ウォッカ・ベースのブラッディー・メアリーを作るにあたって、当時のニューヨークではウォッカの入手が困難だったため、代わりにジンを使って作ったのが、ブラッディ・サムでした。当初はホテルのオーナーの意向でブラッディー・メアリーという名前を避けて「レッド・スナッパー(Red Snapper)」と名付けられていましたが、禁酒法が解かれた後に「ブラッディー・サム」や「ブラッディー・マーガレット」と呼ばれるようになりました。