ケープ・コッダーはウォッカをベースにクランベリージュースをミックスしたロング・カクテルです。
ケープ・コッド(Cape Cod)はアメリカのマサチューセッツ州にある半島の名前です。
このページに掲載しているレシピウォッカとクランベリージュースが同量ですが、クランベリージュースの割合を増やしてもよいです。
また、さらにグレープフルーツジュースを加えるとシー・ブリーズ(Sea Breeze)というカクテルになります。
ケープ・コッダーから派生して誕生したと言われているカクテルにコスモポリタンがあります。
ケープ・コッダーの材料
#ウォッカ- ウォッカ 45ml
- クランベリー・ジュース 45ml
- 氷
- ライム・スライス お好みで飾る
ケープ・コッダーの作り方
- 氷を入れたオールド・ファッションド・グラス(ロック・グラス)に、材料をシェークして入れる。
- お好みでライム・スライスを飾る。
ケープ・コッダーのエピソード
このカクテルは、マサチューセッツ州に拠点を置くクランベリーやグレープフルーツなどの生産者による農業協同組合である「オーシャンスプレー(Ocean Spray)」が、自社のクランベリージュースの販促のために生み出したものです。
1940年代にカクテルが考案された当初は「レッド・デビル(Red Devil)」という名前が付けられていましたが、あまり人気が出ず、知名度がありませんでした。
1950年代には同様のレシピのカクテルが、地域によって様々な呼び名で飲まれていました。マイアミやパームビーチでは「ボグフォグ(Bog-Fog)」、ニューイングランド地方では「ケープ・コッダー」や「ケープ・コッド」、それ以外には単に「ウォッカ・クランベリー」などと呼ばれていました。また、ポリネシア風レストランチェーン「トレーダー・ヴィックス(Trader Vic’s)」は、このカクテルを「ラングーン・ルビー(Rangoon Ruby)」として提供していました。
そうした中、オーシャンスプレーが1960年代中頃ににこのカクテルを「ケープコッダー」として再ブランディングして、複数のメジャーな雑誌に「アメリカで最も新しいカクテル」として大々的な広告を打ち出したことによって広く知られる定番カクテルとなりました。