アメリカーノ(Americano)のレシピ・作り方

アメリカーノを飲もう。

最終更新日:2023年10月26日
アメリカーノ

オススメの飲み方・シーン

オール・デイ
アペリティフ
タンブラー
※ロック・グラスでもよい

アルコール度数

8°〜11°

  • 中甘口

アメリカーノとはイタリア語で「アメリカ人」を意味しますが、カンパリとスイート・ベルモットというイタリアの代表的な2つのリキュールをソーダで割ったイタリア生まれのカクテルです。カンパリのほろ苦さと、スイート・ベルモットの甘さが程よくマッチしています。

グラスはタンブラーではなくてロック・グラスを使ってもよいですが、ソーダ水の量が少なくなる分アルコールが強めになります。

カンパリをドライ・ベルモットにかえるとアディントン、ソーダ水をドライ・ジンにかえるとネグローニというカクテルになります。

アメリカーノの材料

#カンパリ

アメリカーノの作り方

  1. 氷を入れたグラスにスイート・ベルモットとカンパリを注ぐ。
  2. 冷えたソーダ水で満たして、軽く混ぜあわせる。
  3. レモン・ピールをしぼりかけて、そのままグラスに落とす。
  4. お好みでオレンジ・スライスを飾る。

アメリカーノのエピソード

アメリカーノは、19世紀後半にカンパリを作ったミラノのガスパーレ・カンパリのバーで提供されていたのが最初です。当時はミラノ産のカンパリとトリノ産のスイート・ベルモットを使うことから「ミラノ・トリノ」と呼ばれていました。ですが、20世紀初頭にアメリカ人観光客の間で人気となったことから「アメリカーノ」と呼ばれるようになったと言われています。また、一説にはイタリア人ボクサーとして初めて世界ヘビー級王者を獲得したプリモ・カルネラ(Primo Carnera)にちなんで命名されたと言われています。彼が1933年にニューヨークで歴史的な勝利を収めたことから「アメリカーノ」と呼ばれ、このカクテルで祝福されたというエピソードがあります。

また、アメリカーノはスパイ映画007シリーズの登場人物であるジェームズ・ボンドが愛飲しているカクテルの1つとして知られています。