アルコール度数
29°
- 甘口
ブラック・ルシアンはウォッカ・ベースのロング・カクテルです。アルコール度数の割に飲みやすいカクテルです。
「ルシアン」とは「ロシア人」のことですが、このカクテルはロシア生まれではありません。ベース酒のウォッカがロシアの代表的な蒸留酒であることから、こう呼ばれるようになったようです。また、生クリームをフロートさせた「ホワイト・ルシアン(White Russian)」に対して、生クリームをフロートさせないことから「ブラック・ルシアン(Black Russian)」と名付けられたようです。
ブラックと呼ばれるゆえんの黒褐色は、材料に使うカルーアの色です。 コーヒー・リキュールはカルーアを使うのが一般的ですがそれ以外のものを使ってもかまいません。
ベース酒をテキーラに変えると「ブレイブ・ブル」に、ブランデーに変えると「ダーティー・マザー」になります。
ブラック・ルシアンの材料
#ウォッカ- ウォッカ 40ml
- カルーア 20ml
※コーヒー・リキュールを使っても良い - 氷
ブラック・ルシアンの作り方
氷を入れたオールド・ファンションド・グラス(ロック・グラス)に材料を注ぎ、軽く混ぜ合わせる。
ブラック・ルシアンのエピソード
「ブラック・ルシアン」と「ホワイト・ルシアン」の違いは、クリームをフロートさせるかどうかだけですが、どちらがより先に生まれたのか定かではないようです。
一説には「ブラック・ルシアン」は、ベルギーの首都にあるブリュッセルのホテル・メトロポール(Hotel Metropole)のバーテンダーだったギュスターブ・トップス氏(Gustave Tops)が、ルクセンブルク駐在の米国大使パール・メスタ女史(Perle Mesta)のために作ったのが最初と言われています。1949年のこととされています。